日本浮世絵博物館 「日本浮世絵博物館 会館40周年記念 優品でたどる 酒井コレクションのはじまり」展(後期)ギャラリートーク
2022年12月11日(日)
日本浮世絵博物館 「日本浮世絵博物館 会館40周年記念 優品でたどる 酒井コレクションのはじまり」展(後期)ギャラリートーク
「酒井コレクションの始まり」後期展に行ってきました。今年最後のギャラリートークです。
12月の特別展示は喜多川歌麿の「忠臣蔵 初段」。色が残りにくいと言われる紫色が顔世御前の着物にはっきり残っていて、雅やかな雰囲気が楽しめます。
北斎や広重の名高い浮世絵も見応えがあるのですが、鑑賞の機会が少ない、言わば忘れられてしまっている絵師、歌川国直や柳川重信、歌川国丸、勝川春扇などの個性ある浮世絵を興味深く鑑賞しました。著名ではない絵師のひとりひとりの個性、なんだか愛おしいんですよね。
広重の師匠である歌川豊広の「江戸八景 吉原落雁」「江戸八景 日本橋晴嵐」もしっとりとした抒情性があってこちらも愛おしいです。
前後期に渡って酒井コレクションの優品を観てきました。次回企画展は
「浮世絵でたどる 信州ゆかりの武将と名所」
とのこと。もう来年の話になるんですね。
早いなぁ…。
こちらの企画展も前後期、楽しみに待ちたいと思います。