きめたおしのひとりごと

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上方浮世絵館 「浪花道頓堀の役者たち」展

上方浮世絵館 「浪花道頓堀の役者たち」展

 

2022年12月18日(日)

 

大阪浮世絵美術館から徒歩10分足らずの場所にある上方浮世絵館。こちらは「浪花道頓堀の役者たち」展ということで、どのような展示になっているか興味を持って向かいました。

 

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寿好堂よし国、春曙斎北頂、春好斎北洲、春曙斎北晴、戯画堂芦ゆき等、上方浮世絵の特徴ある絵師たちの作品がずらりと並んでおり、これだけでも見に来て良かったというもの。他館ではこれほど上方浮世絵が並ぶという展示はなかなか出来ないのではないかと思います。

 


役者絵ということで、そもそも歌舞伎というお芝居自体に誇張表現というものが多用されているのですが、江戸の役者絵はさらにそれにブーストを掛けて誇張し象徴化するというのが特徴のひとつ。

 


一方で上方浮世絵はそこまで誇張して表現するということはなく、どことなくしっとりとした丁寧で嫋やかな表現がみどころのひとつ。

 


春好斎北洲の「釜淵双級巴」や「時再興在原景図 八陣守護城」などの丁寧な表現は、私はとても好きです。

 


出口にはミュージアムショップも併設され、こちらも見るだけでも楽しいですね。

 

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大阪ならではの浮世絵が見られるということで、こちらの上方浮世絵館の展示も大変満足致しました。

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