きめたおしのひとりごと

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中山道広重美術館 「東海道をゆく」展(前期)

2022年10月9日(日)

中山道広重美術館 「東海道をゆく」展(前期)

 

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中山道広重美術館へ「東海道をゆく」展(前期)を観に行ってきました。中山道広重美術館といえば、良質な「木曽街道六十九次」が有名で、毎年9月には一堂に展示されます。


今回は東海道とのことで、どのような展示になっているか楽しみなところです。

 

会場内入口の説明によると、本展示では6種「保永堂版」「狂歌入」「行書版」「隷書版」「竪絵」「双筆」の東海道シリーズを並べながら比較できるというもの。


当館のコレクションの多くは色もよく残っていて、中折れものもわずか。


やはり繊細さと美麗さでは「保永堂版」に軍配が上がり、個人的にも最も好きな版ですが、「隷書版」の質実剛健さにも心が惹かれます。「竪絵」は俯瞰した眺めがドローン空撮のようでこちらも楽しい。どれも捨て難い魅力があります。


「保永堂版」の「日本橋」「三島」「蒲原」は何度見てもしみじみとした旅情を感じる名作ですね。「箱根」の迫力も素晴らしいです。ず〜っと眺めていられます。


前期展では日本橋から掛川までということで、続きは後期展でのおたのしみということになります。


実際に浮世絵を擦る体験ができるコーナーでは、今回は広重の「不二三十六景 駿河冨士沼」にチャレンジ。まずまずの出来かなと思います。(笑)このコーナーは作品の入れ替えもえるようです。(前回来館した時は「雨の中津川」がありました)


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帰りは「おぎの」さんの極ウマな五平餅をいただきました。香ばしさと甘さの絶妙なバランスに心から満足したのでした。

 

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